今回は飛行機の教官からのためになる情報です。
飛行機に冬用タイヤってあるの?
日本各地にこの冬最大級の寒波が到来していますが、車をスタッドレスタイヤに履き替えている方も多いと思います。
そこで素朴な疑問です。
「飛行機はスタッドレスタイヤに変えるの?」
自動車用のタイヤは、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能が求められますが、実は飛行機のタイヤには「曲がる」性能は求められていません。
タイヤで方向を変えるのは地上を走っているときだけなので、離着陸時の滑走路の直線に特化しているトレッドパターン(溝)になっているのです。
その溝も雨天時の排水性(ハイドロプレーニング現象対策)を考慮したものです。
飛行機のタイヤは一年中同じものを使い、冬場もスタッドレスタイヤに変えることはありません。
そこで飛行場では融雪剤や除雪車などを使って滑走路、誘導路、駐機場などを効率的に除雪します。
除雪作業をする車両はもちろんスタッドレスタイヤを装備しています。
飛行場内の「雪道」では、パイロットは普段以上にスピードを落として慎重に地上滑走します。
状況によって時には自力で地上滑走するのを諦めて滑走路まで牽引車に引かれて行って離陸することや、着陸後に牽引車のお世話になることもあります。
アルファーアビエィションの飛行機訓練施設がある福島空港は、雪が積もるのは年に数回で、飛行訓練への影響もほとんどありません。
降雪時は空港の除雪車が当校敷地内も含めあっという間に除雪を行い、もちろん我々スタッフも総出で除雪を手伝います。
抜群の訓練環境とベテラン教官陣が指導するアルファーアビエィションであなたもパイロット免許にチャレンジしましょう。